歯周病予備軍かもしれません!
歯周病は歯ぐきなどの歯周組織に炎症を起こす恐ろしい病気です。進行すると顎の骨が溶けてしまい、歯が抜け落ちてしまうこともあります。しかし、初期段階では自覚症状がほとんどないために、なかなか自分で気づくことができない病気なのです。歯周病の原因や症状をきちんと理解し、早めの治療と予防を心がけましょう。
歯周病ってどんな病気?
歯垢(プラーク)の中に棲息する歯周病菌が出す毒素が原因で引き起こされる歯科疾患です。
どんな症状? こんな症状に要注意!
1、歯ぐきから出血する(ブラッシング時に多い)2、起床時に口の中がネバつく
3、食べ物が歯の隙間に詰まりやすい
4、歯ぐきが赤く、もしくは紫色に変色している
5、腫れている・膿が出る・口臭がある
6、歯がグラつく、歯が長くなったように見える
このような症状は歯周病のサイン。痛みはないことがほとんどですが、毎日の生活の中で自分で判断できるものも多くあります。ちょっとしたお口の変化を見逃さず、異変を感じたら早めに歯科医院を受診するようにしましょう。
歯周病が身体に与える影響
お口は「身体の入口」です。お口の中は薄い粘膜で構成されているため、ちょっとしたきっかけで歯周病菌が血液の循環に乗り、全身をかけ巡ることがあります。歯周病はお口の中だけではなく、全身へ影響を及ぼしかねない病気。最近では、次のような身体のトラブルの原因が歯周病菌であることがわかってきています。
血管内で炎症を起こす
→血栓をつくりやすい→心筋梗塞・動脈硬化・狭心症
→脳血管障害
命に関わる疾患をも引き起こす!
肺に入り込み炎症を起こす
→肺炎→誤嚥性肺炎
歯周病予防によって、高齢者の肺炎にかかる率が低くなったデータもあり!
糖尿病とは相互関連あり!
→免疫力の低下→糖尿病の悪化→糖尿病→歯周病にかかりやすい
歯周病と糖尿病の悪循環にも!
妊婦さんのトラブル
→早産・低体重児出産歯周病菌が、陣痛のような子宮収縮を引き起こすことが!
妊娠すると歯周病にもなりやすいので要注意!
歯周病の進行段階
1、歯肉炎

2、軽度歯周炎

3、中等度歯周炎

4、重度歯周炎

歯周病の検査方法
あおぞら歯科クリニック新館では、歯周病に関してさまざまな検査を行います。
歯周病の検査方法は以下の通りです。
1、ポケット検査

2、レントゲン検査

3、歯の動揺度の検査
歯周病によって顎の骨が溶けてしまうと、歯がグラつきはじめます。歯周病の疑いがある部分の歯をつまみ、動揺度を測ることで、進行度合いを確認します。歯周病の治療方法
あおぞら歯科クリニック新館では、歯周病に関してさまざまな検査を行い、その結果に基づき適切な治療を行っています。
歯周病の治療方法は以下の通りです。
1、スケーリング・ルートプレーニング

2、歯周ポケット掻爬(そうは)術

3、フラップ手術

4、GTR

5、エムドゲイン
