失った歯を取り戻す最良の選択は? 入れ歯とインプラントの全て | スタッフブログ

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失った歯を取り戻す最良の選択は? 入れ歯とインプラントの全て

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親子三代で安心して通える歯医者、船橋市のあおぞら歯科クリニック新船橋院です。

失った歯を補う治療法には、いくつかの選択肢があります。自分に合った治療法を選ぶためには、それぞれの治療法のメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。

本ブログでは、インプラント治療と入れ歯治療の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説しています。失った歯の補綴治療に関心のある方は、ぜひこのブログを参考にしてください。

1. 失った歯を補う治療法の3つの選択肢

失われた歯を補うためには、いくつかの選択肢があります。それぞれの治療法には特徴やメリット・デメリットがあり、自分に合った選択をすることが重要です。

インプラント治療
インプラント治療は、自然歯とほぼ同じ機能を持つ人工の歯です。顎の骨に金属の土台を埋め込み、その上に人工歯を取り付けることで、安定感を得ることができます。この治療法は、他の歯や顎の骨に負担をかけることなく失った歯の機能を復元することができます。ただし、インプラント治療は外科手術を伴うため、専門の歯科医師が必要となることがあります。

入れ歯治療
入れ歯治療は、失われた歯の機能を補う一般的な治療法です。部分入れ歯は欠損した部分だけを補うものであり、総入れ歯は全ての歯を補うものです。入れ歯は取り外して使用することができ、手入れも比較的簡単です。また、入れ歯治療は保険が適用されるため、経済的な利点があります。ただし、見た目や既存の歯に負担をかけたくない場合には、追加費用がかかることがあります。

ブリッジ治療
ブリッジ治療は、失われた歯の機能を補う治療法のひとつです。隣にある歯を削り、その上にブリッジ(被せもの)を作成して、咬み合わせを回復させます。ブリッジは一定期間で交換が必要ですが、保険が適用されるため費用を抑えることができます。ただし、ブリッジ治療では削った歯にリスクが伴うため、慎重な判断が必要です。また、すべての歯が欠損している場合には使用することができません。

これらの治療法はそれぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。自分自身の状況やニーズに合わせて、歯科医師と相談しながら最適な治療法を選ぶことが重要です。

2. インプラント治療の概要

インプラント治療は、歯を補うための一つの治療法です。この治療法では、歯のない部分のあごの骨に人工の歯根を埋め込む手術が行われます。この人工歯根(インプラント体)には通常チタンが使用され、骨との結合を促すために特殊な表面加工が施されています。

この手術は外科的な手順を必要とするため、患者さんは病院で行われる手術室で行うことが一般的です。通常、局部麻酔が使用されますが、症例によっては全身麻酔が必要な場合もあります。手術中は骨にインプラント体を挿入するために穴を開ける作業が行われますが、痛みは最小限に抑えられています。

インプラント体が骨に十分に結合するまでには数ヶ月の時間が必要です。骨との結合が良好になった後、人工の歯を取り付けるための上部構造を作成し、装着します。この上部構造には、歯周組織や咬合力を再現するための人工の歯が取り付けられます。

インプラント治療は、一般的に他の補綴法と比較して治療期間が長い傾向があります。また、患者さんの全身の状態や口腔衛生状態、骨の量や質などによっても治療の適応性が異なる場合があります。インプラント治療の成功率は非常に高いですが、適切な後戻りのできない選択であるため、患者さんと歯科医師の相互の信頼関係と共同作業が重要です。

インプラント治療は、噛む力や審美性を高めることができるため、失った歯を補うための優れた選択肢です。しかし、重度の全身疾患や進行した歯周病の方には適用できない場合があります。そのため、まずは歯科医院での相談をお勧めします。

3. 入れ歯治療の概要

入れ歯治療は、歯の一部を補うための取り外し可能な入れ歯です。以下に入れ歯治療の特徴をまとめました。

3.1 部分入れ歯の特徴
部分入れ歯は、自分の歯に取り付ける金具を使用して固定されるタイプの入れ歯です。以下に部分入れ歯の特徴をまとめました。

入れ歯は、歯科用の金具を使用して自分の歯に固定されます。
取り外し可能で、歯磨きなどのケアも簡単です。
多くの歯科医院で治療が可能であり、保険が適用されます。
3.2 入れ歯治療のメリット
入れ歯治療のメリットは次のようになります。

費用面:保険が適用されるため、経済的にも気軽に治療を受けることができます。
手軽さ:外科手術が不要であり、ほぼ全ての歯科医院で治療が可能です。
部分的な歯の補完:自分の歯の一部を補うことができるため、局所的な歯の欠損に対応できます。
3.3 入れ歯治療のデメリット
入れ歯治療のデメリットは以下の通りです。

審美性への制約:保険適用の入れ歯は見た目に制約があり、審美的な要素を求める場合は追加費用が必要です。
劣化の可能性:定期的なメンテナンスが必要であり、ある程度の期間での交換が必要です。
以上が入れ歯治療の概要とそのメリット・デメリットです。次に、自分に合った治療法を選ぶためのポイントを紹介します。

4. インプラントと入れ歯のメリット・デメリット

インプラントと入れ歯の治療法には、さまざまなメリットとデメリットがあります。ここでは、それぞれのポイントについて詳しく説明します。

4-1. インプラントのメリット
4-1-1. 自然歯とほぼ同様の機能を回復できる
インプラントは顎の骨にしっかり固定されるため、自然歯とほぼ同じように物を噛むことができます。食事や会話など、日常生活の中での使用感も自然に近いです。また、長期的に使用できるのも大きなメリットです。

4-1-2. 高い機能性と耐久性
インプラントは非常に耐久性に優れています。数十年以上も使用することができるケースもあります。治療費は高めになりますが、その分の機能性と耐久性が得られることを考えると、長期的なメリットと言えます。

4-2. 入れ歯のメリット
4-2-1. 手術を伴わないため、誰にでも治療が可能
入れ歯は手術を伴わないため、どの患者さんでも治療が可能です。手術に抵抗がある方や健康状態が特に心配な方にも適した治療法です。治療費も比較的安価であり、保険が適用されることもあります。

4-2-2. 自身で取り外して手入れが可能
入れ歯は自分で取り外して手入れができるため、口腔環境の維持が簡単です。また、費用も比較的安価であり、手軽にケアができます。

4-3. インプラントのデメリット
4-3-1. 高額な治療費
インプラント治療は高額なため、経済的な負担があります。また、本数によって費用が増えることもあります。

4-3-2. 外科手術を伴う長い治療期間
インプラント治療は外科手術が必要であり、そのため治療期間が長くなります。手術の準備や手術自体に時間がかかるほか、治療後の経過観察やメンテナンスも必要です。

4-4. 入れ歯のデメリット
4-4-1. 違和感やずれの可能性
入れ歯は固定力が比較的弱いため、違和感を感じたり、食事中にずれてしまうことがあります。ずれがひどい場合には痛みを感じることもあります。また、制限される食べ物や不快感も出てくるかもしれません。

4-4-2. 定期的な作り直しが必要
入れ歯の寿命は7〜8年とされており、定期的な作り直しが必要です。作り直しには費用がかかります。

以上が、インプラントと入れ歯のメリット・デメリットのポイントです。治療法を選ぶ際には、患者さんの希望や状況に応じて考慮する必要があります。費用やケアのしやすさを重視する場合は入れ歯、機能性や耐久性を重視する場合はインプラントがおすすめです。

5. 自分に合った治療法を選ぶためのポイント

自分に合った治療方法を選ぶ際には、以下のポイントを考慮する必要があります。これらの項目を参考にして、最適な治療法を選びましょう。

A. 年齢に合った治療法を選ぶ
年齢によっても、治療法の選択肢は異なります。特に高齢者の場合は、認知症や身体の不自由、介護度がメインテナンスに影響する可能性があります。そのため、高齢者の方は、問題がない限り、インプラント治療を避けることが賢明です。

B. 失っている歯の数と部位状態を考慮する
失っている歯の数や部位の状態も治療方法の選択に影響します。例えば、片顎が7本以下の場合は、普通の入れ歯では負担が大きくなり、歯が抜けやすくなってしまいます。また、奥歯がない場合は、普通の入れ歯では痛みが発生することがあります。そのため、安定感のある治療方法として、インプラント治療が適しています。

C. 重要な要素を考慮する
自分にとって重要な要素を考慮しましょう。それぞれの治療法のメリットを以下にまとめました。

普通の入れ歯治療は費用がリーズナブルであることがメリットです。
インプラント治療は、入れ歯ではなく抜けた部分のみを治療することができることがメリットです。
これらの要素を考慮しながら、自分に合った治療方法を選ぶことが重要です。歯科医院での相談や検査を受けて診断してもらい、治療の進め方、費用、期間などをしっかりと把握し、総合的に判断して最適な治療法を選びましょう。

以上が、自分に合った治療法を選ぶためのポイントです。ご自身の状況やニーズに合わせて、歯科医師と相談しながら最適な治療方法を選択しましょう。

まとめ

失われた歯を補う治療法には、インプラント、入れ歯、ブリッジなど、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。自分の年齢、失った歯の数や部位、そして重要視する要素を考慮して、最適な治療法を選択することが重要です。患者さんと歯科医師が十分に相談し、互いの信頼関係のもとで、慎重に治療法を決めていくことが大切です。適切な治療法を選べば、快適な日常生活を取り戻すことができるでしょう。

よくある質問

インプラント治療とはどのような治療法ですか?
インプラント治療は、顎の骨に人工の歯根を埋め込み、人工の歯を装着する治療法です。自然歯とほぼ同様の機能を復元でき、長期的な使用が可能です。ただし、外科手術を伴うため、治療期間が長く、費用も高めになる傾向にあります。

入れ歯治療のメリットは何ですか?
入れ歯治療の主なメリットは、手術を必要とせず、費用が比較的安価であることです。また、自分で入れ歯を取り外して手入れが可能なため、手軽な治療法といえます。ただし、違和感やずれの可能性、定期的な作り直しが必要になるデメリットもあります。

自分に合った治療法を選ぶためのポイントは何ですか?
自分に合った治療法を選ぶ際のポイントは、年齢、失っている歯の数と部位、重要な要素(費用、審美性、機能性など)を考慮することです。これらの要素を総合的に判断し、歯科医師とよく相談しながら最適な治療法を選択することが重要です。

インプラントと入れ歯のメリット・デメリットの違いは何ですか?
インプラントの主なメリットは自然歯と同様の機能と耐久性ですが、費用が高く治療期間が長いのがデメリットです。一方、入れ歯は手術不要で費用が安価ですが、違和感やずれの可能性、定期的な作り直しが必要になるデメリットがあります。患者の状況に応じて、それぞれの長短所を考慮する必要があります。

この記事の編集担当は石黒 真史歯科医師です

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