歯を白くしたい!ホワイトニングとクリーニングの違いと選び方
親子三代で通える歯医者、船橋市のあおぞら歯科クリニック新船橋院です。
「歯を白くしたいけれど、まずはクリーニングで十分?それともホワイトニングすべき?」
こうしたご相談を多くいただきます。実は、この二つは“目的”も“方法”も異なります。クリーニングは歯面の汚れや着色を除去して本来の歯の色を引き出すケア、ホワイトニングは薬剤で歯の内側にある色素を分解し、歯そのものの明るさを高める処置です。本記事では、両者の違いをわかりやすく解説し、あなたに合った選び方と注意点、効果を長持ちさせるコツまでお伝えします。
こんなお悩みはありませんか?
✅写真に写る自分の歯の黄ばみが気になる
✅コーヒーや紅茶、ワインの着色が取れにくい
✅結婚式や成人式、面接などイベントまでに白くしたい
✅知覚過敏が心配でホワイトニングに踏み切れない
✅まずは何から始めればよいか分からない
違いは “歯そのものを白くする” か “汚れを落として本来の色に戻す”
クリーニングは、歯垢や歯石、タバコ・飲食による着色(ステイン)を専用機器で取り除き、歯面をなめらかに整える歯科ケアです。いわば『歯の大掃除』。一方、ホワイトニングは、過酸化水素や過酸化尿素などの薬剤で歯の内部にある色素を分解し、歯の明度を上げる『漂白』にあたります。つまり、
◎クリーニング:歯の「汚れ」を落として本来の色を取り戻す
◎ホワイトニング:歯の「内側の色素」を分解して、歯そのものを明るくする
という違いがあります。着色が主な原因ならクリーニングで十分に見違えることがありますが、エナメル質の厚みや年齢による黄ばみなど“歯そのものの色”が気になる場合はホワイトニングが適しています。多くの方は、まずクリーニングで土台を整え、そのうえで必要に応じてホワイトニングを併用します。
クリーニングでできること・できないこと
クリーニングでは、歯石除去(スケーリング)や歯面清掃(ポリッシング)、パウダーによる着色除去などを組み合わせ、歯面のバイオフィルムとステインを徹底的に取り除きます。表面がつるつるになることで汚れが再付着しにくくなり、口臭の予防や歯ぐきの腫れの改善にもつながります。定期的に受けることで、むし歯・歯周病のリスク低下とともに、見た目の清潔感が大きく向上します。
一方で、クリーニングは歯の内部の色には作用しません。加齢やエナメル質の透明化、象牙質の色の影響で黄味が強く見える場合、いくら表面を磨いても“これ以上”は白くならないという限界があります。また、レジン充填や被せ物の変色にも直接の効果はありませんので、必要に応じてレジンの詰め物の取り替えや被せ物の再製作を検討します。
ホワイトニングの仕組みと種類 ~オフィス・ホーム・デュアル~
ホワイトニングは、薬剤の酸化作用でエナメル質内の色素を細かくし、光の反射を変えて白く見せる治療です。主な方法は次の三つです。
1)オフィスホワイトニング 院内で短期集中!
歯科医院で高濃度の薬剤を用い、光照射を併用して短時間で明るさを引き上げます。イベントが近い方や、早く白さを実感したい方に向きます。即効性がある一方、後戻りがやや早い傾向があるため、仕上がりの維持には日常ケアが重要です。
2)ホームホワイトニング 自宅でじっくり
専用マウスピースを作製し、低濃度の薬剤を入れて1日2時間程度装着します。ゆっくり反応するため色調が均一に上がり、白さが長持ちしやすいのが特徴です。自分のペースで進められる反面、効果を実感するまでに数日〜数週間を要します。
3)デュアルホワイトニング 両方の良いとこ取り
オフィスでベースを上げつつ、ホームで定着させる方法です。即効性と持続性の両方を重視する方に適しています。
安全性と注意点
・ホワイトニングをすると、薬剤反応によって一時的に知覚過敏が出ることがあります。多くは数日で治まりますが、事前にしみ止めやフッ素塗布を行うことで予防できます。
・むし歯や歯周病がある場合、先に治療を済ませることがとても大切です。
・妊娠・授乳中の方、無カタラーゼ症の方は適応外です。
・充填物や被せ物、神経を取った歯は白くなりません。
どちらを選ぶ?判断の目安と“白さを育てる”コツ
⭐判断の目安⭐
・着色汚れが主な悩み➡まずクリーニング。歯面のつやが出るだけで見た目が明るくなります。
・歯そのものの黄ばみが気になる➡ホワイトニングを検討。年齢による黄ばみはクリーニングでは変わりません。
・イベントまで時間がない➡即効性のあるオフィスホワイトニングが有効です。時間に余裕があればホーム、両方の良さを求めるならデュアルがおすすめです。
・しみるのが心配➡濃度や回数を調整し、知覚過敏用ジェルやフッ素を併用。まずは試験的に低濃度から始める選択もあります。
⭐白さを長持ちさせるコツ⭐
・一般的には24〜48時間は色の濃い飲食(赤ワイン、カレー、コーラ、ベリー類、醤油など)を控える
※ただし、当院のオフィスホワイトニングではこのような摂取制限はありません
・喫煙は着色の大敵。可能なら禁煙、少なくとも直後の喫煙は避ける
・毎日の歯みがきは低研磨剤タイプを選び、力を入れすぎない
・就寝前にフッ素ジェルやCPP-ACP配合のペーストを使い、エナメル質の再石灰化を促す
・定期的なクリーニングでバイオフィルムを除去し、白さの天敵である付着汚れをリセット
ホワイトニングをするなら“土台づくり”から
当院では、初診時に色調測定と口腔内診査を行い、むし歯・歯周病の有無や詰め物の状態を確認します。土台が不安定なままホワイトニングを行うと、しみやすくなったり、結果にムラが出たりするためです。必要に応じて先にクリーニングで歯面を整え、その後ホワイトニングの方法(オフィス・ホーム・デュアル)を一緒に選びます。
カウンセリングでは、目標の白さ、期間、予算、知覚過敏の既往などを伺い、無理のない計画をご提案します。ホワイトニング中は日常のケアが成功の鍵になります。磨き方の見直し(や、色の濃い飲食を避ける期間の工夫)など、具体的なアドバイスもお伝えします。完了後は、定期検診で白さの後戻りを確認しながら、必要に応じて追加のホワイトニングを行うことができます
まとめ
クリーニングは“歯の大掃除”、ホワイトニングは“歯そのものの色を明るくする”治療です。まずはクリーニングで土台を整え、悩みに応じてホワイトニングを組み合わせるのが、最短で自然な白さへ近づく王道ルートです。安全性と効果を両立させるためには、適切な診断と計画、そして日々のケアが欠かせません。新船橋院では、丁寧なカウンセリングと提案で、あなたの“なりたい白さ”をサポートします。まずはお気軽にご相談ください。
本記事はあおぞら歯科クリニック 新船橋 石黒真史院長監修のもと作成しています。